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奥深きハムストリングストレッチ
STRETCH LAB SHIN代表の清水です。
10月に入り、朝晩の冷え込みが少しずつ感じられるようになってきましたね。
紅葉の季節が始まり(紅葉見当たりませんが😅)、心も体もリフレッシュしたくなるこの時期、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
今回はハムストリングをストレッチすることで得られる効果やメリットを経絡、ツボ、アナトミートレイと絡めて解説していきます。
ハムストリングは太ももの裏に位置する大きな筋肉群で、日常の動作やスポーツにおいて重要な役割を果たします。
柔軟性を保ち、適切にストレッチを行うことで、怪我の予防や姿勢の改善に繋がることがよく知られていますが、経絡(けいらく)、ツボ、アナトミートレインの視点から見ると、さらに深い意味が見えてきます。
1. 経絡の視点から見るハムストリング
東洋医学では、経絡(けいらく)と呼ばれるエネルギーの通り道が体全体に存在しており、それに沿って気が流れています。
ハムストリングは、「膀胱経」という経絡が通るエリアにあります。
膀胱経は、首から背中、腰、脚の裏側を通り、体の老廃物を排出し、代謝を高める働きがあります。
ハムストリングをストレッチすることで、膀胱経のエネルギーの流れがスムーズになります。
その結果、腰痛や脚のむくみの軽減、さらにはデトックス効果が期待できます。
お客様で膀胱経を刺激するとトイレに行きたくなる方もいます。(笑)
2. ツボの効果
ハムストリングのエリアには、いくつか重要なツボが存在します。
特に注目すべきツボは「委中(いちゅう)」です。
このツボは膝の裏側にあり、膀胱経上の主要なツボの1つです。
委中を刺激することで、腰痛や足の疲れを和らげ、血行を促進します。
膝をしっかり伸ばした状態でハムストリングをストレッチすることで、自然に委中への刺激が加わり(めちゃくちゃ痛いですが)、一気に脚の疲れや痛みが取れると同時に足がポカポカしてきます。
3. アナトミートレインとの関連性
現代の解剖学的視点からは、「アナトミートレイン」という全身に覆われている筋膜の繋がりが身体の動きを支えていると考えられています。
ハムストリングは「スーパーフィシャルバックライン」という筋膜のライン上にあり、このラインは足裏から頭まで連結しています。
ハムストリングをストレッチすることで、スーパーフィシャルバックライン全体が緩まり、姿勢の改善や肩こり、首の痛みの軽減にも効果を発揮します。
特にデスクワークで長時間座りがちな人にとって、このラインのストレッチは非常に有効です。
4. ハムストリングをストレッチするメリット
これらの視点を統合すると、ハムストリングのストレッチには以下のようなメリットがあることが分かります。
• 柔軟性の向上
• 腰痛の予防と軽減
・デトックス効果
・代謝機能向上
・冷えやむくみの解消
• 姿勢の改善
• 上半身の痛み緩和
このように奥深く知ると日々のセルフケアや自分自身のご褒美やメンテナンスにストレッチを取り入れたくなりませんか?
まとめ
ハムストリングのストレッチは、単なる筋肉の柔軟性を高めるだけでなく、東洋医学の経絡やツボ、現代解剖学のアナトミートレインの視点からも重要な役割を果たしています。
SHINストレッチは、これらの視点を意識しながらストレッチを行いますので、より深い効果を提供できます!!